日常こそが最高の教室 〜こへまる日記〜

日常生活全てが学び。これまでいろいろな場所で学びを得てきた私が、営業経験・コンサル経験を得て学んだことをシェアしたりする日記です。

勇気づけ

久しぶりの更新です。

ここのところ仕事がバタついていました(^^;)

   

   

さて、今日はアドラー心理学の中でも

独自のアプローチと言われる

「勇気づけ」についてです。

   

前回の記事で、「課題の分離」を行う際、

ただ自分の課題と相手の課題とを分別して

終わりかといえば、そうではないと話をしました。

   

アドラー心理学では「放任主義」は

認められていません。

   

しかし、相手の課題に土足で足を踏み入れることは

推奨されていないため、

その代わりとなるアプローチ、

つまり「勇気づけ」が必要になるわけです。

   

「勇気づけ」と聞くと、

叱咤・激励のようなイメージが

思い浮かぶ方もいるかもしれません。

   

アドラー心理学でいうところの勇気づけは、

相手に行動を起こさせるために、

気づかせ、教育をしてあげることです。

   

これだけだとピンと来ないと思うので、

例をあげましょう。

   

勉強をせずにずっとテレビゲームをしている子供と

それを注意する母親の例です。

   

母親が子供に対して「勉強しなさいよ!」とだけ

一方的に言うのは、課題の分離ができていない

という話が、前回あげられた「課題の分離」ですね。

   

勉強をしなくて困るのは子供であって、

母親ではないため、「勉強するかどうか」は

子供の課題だ、といった具合です。

   

ここで、課題が分離されているから、

母親からはなにのアプローチもしないかと言われると、

そうではありませんね。

   

ここで、「あなたが勉強してくれたら、

お母さんはすっごく嬉しいなぁ」というように、

自分の感情を吐露したり、

相手がやってくれたことに対して感謝を伝える。

   

これが最もシンプルな「勇気づけ」の仕方です。

   

つまり「Youメッセージ」ではなく「Iメッセージ」です。

主語を「あなたは」から「私は」に変えてアプローチすることで、

相手への柔らかさが出ますし、

それをもって勇気づけの言葉に変わります。

   

深堀りしていけば、「勇気づけ」はまだまだ深いテーマです。

今日は基本的なところだけに留めて、深い部分はまたいずれ。